2015年9月29日 星期二

【天空の扉】魔王と勇者の話


 「ねぇーディアポロ。俺と初めて会った時、俺をなんと呼んたことを覚えてるか。覚えてるじゃん。」
 ……覚えてるよ。」
 「そう呼んでみてくれ。
 魔王ディアポロはしばらく黙ってる。煙とため息を吐き、この男にすべての倦怠や倦厭や憐憫などを含めた気持ちで――そんな僅かな感情が混じる言葉で、そう言った。唾を吐きそうだ。

 「――人間の奴隷。」